2026年10月1日 追記:同じ6問を再計測した結果を記事の後半に追記しました。
当社が紹介された質問は、1問から3問に増えています。
「ChatGPTで“清須市 ホームページ制作 おすすめ”と聞いたら、うちの会社は出てくるのか」。
2026年に入り、お客様からこの種の質問を受けることが増えました。
検索の入口がGoogleの10本の青いリンクから、ChatGPT・Google AI Overview・Perplexityといった「AIが答えを要約する画面」に広がりつつあるからです。
そこで当社Ironweb(愛知県清須市)では、2026年9月12日に実際にAIへ6つの質問を投げ、どの会社が・なぜ紹介されたのかを記録しました。
この記事は、その一次データをもとに「AI検索に自社が紹介されるホームページの条件」を整理したものです。
一般論ではなく、清須・名古屋という実在の商圏で起きた結果を扱います。
結論:AIに紹介される会社には3つの共通点があった
先に結論を書きます。
今回の計測でAIに名前を挙げられた会社は、次の3点のいずれか、または複数を満たしていました。
- Googleビジネスプロフィールの口コミが「件数と評価」で機械的に読める(例:評価5.0・10件)
- 「誰向けか」を自社サイトで明記し、実績を数字で示している(例:中小企業専門・制作実績100件以上・創業20年)
- 聞かれたテーマ専用のサービスページを持っている(例:「ホームページ×AI」「AI検索対策」を独立ページで説明)
逆に言えば、デザインが美しいか、更新頻度が高いかは、今回の結果にはほとんど影響していませんでした。
AIは「文章として書かれた事実」を拾って答えを作ります。
書かれていないことは、存在しないのと同じ。
これが最初の教訓です。
実験の方法(2026年9月12日実施)
| No. | 使ったAI | 質問 |
|---|---|---|
| 1 | ChatGPT(ログインなし・Web検索あり) | 清須市でホームページ制作を頼むならどこがおすすめ? |
| 2 | ChatGPT(同上) | 名古屋周辺で中小企業向けのWeb制作会社を教えて |
| 3 | ChatGPT(同上) | AI活用に強いホームページ制作会社は?(愛知) |
| 4 | Google検索 | 清須市 ホームページ制作(AI Overviewの有無を確認) |
| 5 | Google検索 | ホームページ制作 相場(AI Overviewの有無を確認) |
| 6 | Perplexity | 清須市 ホームページ制作 おすすめ |
質問ごとに新しいチャットを開き、前の会話の影響が出ないようにしました。
個人のアカウントに紐づく履歴も使っていません。
同じ質問でも日や環境で答えは変わるため、「この日・この条件ではこうだった」という記録として読んでください。
結果:6問中、当社が紹介されたのは1問
| No. | 結果 | 紹介された会社・傾向 |
|---|---|---|
| 1 | 当社が3社目に紹介 | 清須市内の3事業者。当社は「清須市鍋片・Google上で評価5.0・10件の口コミ」という根拠つきで紹介。回答全体の情報源として表示されたのはWeb幹事とゼヒトモ |
| 2 | 紹介なし | 名古屋市内の6社。全社が「中小企業専門/特化」を明記し、実績数(100件以上・2,000社・創業20年など)を掲げていた |
| 3 | 紹介なし | 愛知の8社。全社が「ホームページ×AI」「AIO/LLMO対策」の専用サービスページを持っていた |
| 4 | AI Overview表示なし | 通常の検索結果のみ。当社は記事で7位、ポータル(ゼヒトモ)のプロフィールで4位 |
| 5 | AI Overview表示なし | 大手メディアが上位。当社は圏外 |
| 6 | 紹介なし | 市内外の3事業者。料金訴求(初期0円・月額制)や集客特化を打ち出す会社が引用された |
正直な結果です。
「AIも使えるWeb屋」を掲げている当社が、質問3「AI活用に強い制作会社」で名前を挙げられなかったのは、悔しいというより納得でした。
理由は次の章で説明します。
なぜ紹介された/されなかったのか:3つの条件を掘り下げる
条件1:口コミは「件数と評価」がそのまま根拠になる
質問1で当社が紹介された根拠は、ホームページの出来ではなくGoogleビジネスプロフィールの口コミでした。
AIは「評価5.0・10件」という機械的に読める事実を、そのまま推薦理由にしています。
これは店舗だけの話ではありません。
制作会社・士業・工務店など、非店舗型の事業でもGoogleビジネスプロフィールは登録でき、口コミは蓄積できます。
お客様に口コミを書いてもらう仕組みは、MEO対策であると同時にAI検索対策だった、というのが今回の発見です。
条件2:「誰向けか」と「実績の数」を文章で書く
質問2で紹介された6社は、例外なく「中小企業専門」「店舗・中小企業に特化」と自社サイトに書き、「制作実績100件以上」「2,000社以上」「創業20年」といった数字を掲げていました。
AIは「中小企業向け」と聞かれたとき、その言葉がサイト上に書かれている会社を探します。
当社は実態として中小企業・個人事業主のお客様がほとんどですが、トップページに「中小企業向け」とは明記していませんでした。
実態があっても、書かれていなければAIには伝わらない。
この差です。
条件3:テーマごとに専用ページを持つ
質問3で紹介された8社は、すべて「ホームページ×AI」「AI検索対策」を独立したサービスページで説明していました。
ブログ記事で触れているだけの会社は、今回は拾われていません。
当社もAI導入支援をサービスとして提供していますが、料金ページの一区画とブログ記事が主で、専用のサービスページがありませんでした。
「そのテーマの受け皿ページがあるか」が、AIにとっての判断材料になっていると考えられます。
補足:ポータルサイトはAIの「情報源」になっている
質問1の回答で情報源として表示されたのは、Web幹事とゼヒトモでした。
当社が掲載されているのはゼヒトモのみで、Web幹事は同時に挙がった別の会社の情報源です。
Google検索でも、当社の自社サイト(7位)よりゼヒトモのプロフィール(4位)が上位でした。
制作会社のポータル・マッチングサイトへの掲載は、AIが会社を「発見する」経路として機能しています。
掲載していないポータルは、その経路が存在しないということでもあります。
AIはどこから情報を取っているか
対策を考えるうえで、AIごとの情報源を押さえておく必要があります。
| AI | 主な情報源 | 押さえるべき対策 |
|---|---|---|
| ChatGPT(検索機能) | Bingの検索データを利用しているとされる | Bing Webmaster Toolsへの登録・サイトマップ送信・IndexNowでの更新通知 |
| Google AI Overview | Googleの検索インデックス | 従来のSEO+結論先出しの構造・FAQ構造化データ |
| Perplexity | 独自クローラー+Web検索 | 明確な事実(料金・対応地域・強み)を本文に書く |
| Copilot(Bing AI) | Bingの検索インデックス | ChatGPTと同じ。Bing Webmaster Toolsで引用状況を確認できる |
特に見落とされがちなのがBingです。
日本ではGoogleのシェアが圧倒的なため、Bingに登録していない会社が多くあります。
しかしChatGPTがBingのデータを使っている以上、Bingに載っていないサイトはChatGPTから見つけにくい。
Google Search Consoleを使っているなら、Bing Webmaster Toolsは同じアカウントで数分で登録でき、Search Consoleの設定をそのまま取り込めます。
AI検索に紹介されるための7つのチェックリスト
- 会社名・住所・連絡先をすべての媒体で統一する(自社サイト・Googleビジネスプロフィール・SNS・ポータル)。表記ゆれがあると、AIは同じ会社と認識しにくくなります
- Googleビジネスプロフィールの口コミを増やす。件数と評価がそのまま推薦理由になります。返信も必ず書く
- 「誰向けか」「対応地域」「実績の数」をトップページに文章で書く。画像の中の文字はAIに読まれません
- 売りたいテーマごとに専用ページを作る。ブログで触れるだけでは足りません
- 結論を先に書き、Q&Aと表を使う。AIは要約しやすい構造を好みます。FAQには構造化データ(FAQPage)を付けると確実です
- 料金・実例を具体的な数字で公開する。「お問い合わせください」だけのページは、AIが引用できる事実を持っていません
- Bing Webmaster Toolsに登録し、IndexNowを導入する。更新を即時にBing側へ通知でき、ChatGPT・Copilotからの発見が早まります
当社が9月に実施した対策(結果は下に追記しました)
「言うだけ」では説得力がないので、当社が今回の計測直後に実施した対策を公開します。
- IndexNowの導入:サイトの全64ページをBingへ一括通知。以後、記事の公開・更新時に自動で通知される仕組みを実装
- Bing Webmaster Toolsの登録:サイトマップを送信。Copilotでの引用状況を確認できる「AI Performance」レポートを月次の定点観測に組み込み
- トップページのFAQを3問から6問に増強し、FAQPage構造化データを追加。料金ページにも料金の構造化データを追加
- 料金の実額公開:ホームページ制作15万円〜/25万円〜/35万円〜、LP制作10万円〜、保守月額2万円〜を、相場記事と料金ページの両方に明記
効果が出るかどうかは、来月以降、今回と同じ6つの質問を同じ条件で聞いて確かめます。
結果は良くても悪くてもこの記事に追記します。
SEOもAI検索対策も、因果を断定できないからこそ、同じ条件で測り続けることに意味があると考えています。
【2026年10月1日 追記】同じ6問をもう一度聞いた結果:紹介は1問から3問へ
前回の計測から19日後の10月1日に、同じ6つの質問をもう一度聞きました。
当社が紹介された質問は、1問から3問に増えました。
| No. | 質問 | 9月12日 | 10月1日 |
|---|---|---|---|
| 1 | ChatGPT:清須市でホームページ制作を頼むならどこがおすすめ? | 3社目に紹介 | 1社目に紹介 |
| 2 | ChatGPT:名古屋周辺で中小企業向けのWeb制作会社を教えて | 紹介なし | 紹介なし |
| 3 | ChatGPT:AI活用に強いホームページ制作会社は?(愛知) | 紹介なし | 紹介なし |
| 4 | Google検索:清須市 ホームページ制作 | AIによる概要の表示なし | AIによる概要に当社が引用された |
| 5 | Google検索:ホームページ制作 相場 | AIによる概要の表示なし | 表示あり・当社の引用なし |
| 6 | Perplexity:清須市 ホームページ制作 おすすめ | 紹介なし | 4社目に紹介 |
変わった3問で、何が根拠になっていたか
No.1(ChatGPT)は、根拠が変わりました。
9月は、Googleの口コミの件数と評価だけが紹介の理由でした。
今回は、当社サイトに書いてある対応範囲と料金(テンプレート活用15万円〜、オリジナルデザイン25万円〜、保守月額2万円〜)がそのまま引用されています。
No.4(Google検索)は、9月には出ていなかったAIによる概要が表示されるようになりました。
その中で、費用相場の説明の出典として当社のサイトが使われ、清須市の主な制作会社の2番目に当社の名前が載っています。
No.6(Perplexity)は、ポータルサイトに掲載している当社のページが情報源でした。
ただし、回答に書かれた料金は、いま掲載している金額(15万円〜)とは違っていました。
AIの回答には、古い情報や読み違いが混ざることがあります。
変わらなかった3問
No.2とNo.3は、今回も名古屋市内の会社だけが紹介されました。
紹介された会社は、中小企業専門であることや、AI導入・AI検索対策を独立したサービスとして掲げている点が共通しています。
当社もAI検索対策のページを9月23日に公開しましたが、公開から8日の時点では引用されていません。
依頼先を探している方に向けては、名古屋・愛知でAI検索対策を頼むときの依頼先の選び方を別の記事にまとめました。
No.5は全国向けの質問で、大手メディアが引用されています。
ここは短期で変わる見込みは低いと見ています。
前回の計測のあとに追加で行ったこと
- トップページと会社概要に、中小企業・小規模事業者向けであることと、実績の数(制作100件以上、保守運用10社以上)を明記
- AI検索対策の専用ページを新設
- ブログ記事に、記事情報とよくある質問の構造化データを追加
- Googleの口コミが10件から12件に増加。サイトの掲載も12件にそろえた
数字で見た変化
手で質問する方法は、日や環境で答えが変わります。
そこで、Google Search Consoleの生成AI機能のレポートも並べて記録しています。
当社サイトがGoogleのAI機能に表示された回数(直近28日)は、9月23日時点の59回から、10月1日時点で91回になりました。
読むときの注意
今回の結果を、対策が効いたと言い切ることはできません。
理由は2つあります。
- ChatGPTの質問条件が前回と同じではありません。前回はログインなし、今回はログインした状態で、履歴や記憶を使わない一時チャット(パーソナライズなし)を使いました
- AIの回答は日によって変わります。1回の計測では、たまたまの可能性を消せません
次回は11月の初めに、同じ6問を聞いて追記します。
3回分がそろえば、傾向として読めるようになります。
よくあるご質問
Q. AI検索対策(AIO・LLMO)は、従来のSEOと別物ですか?
土台は同じです。
Google AI Overviewは検索インデックスを使い、ChatGPTはBingを使います。
つまり「検索エンジンに正しく載っていること」が前提で、その上に「AIが引用しやすい書き方(結論先出し・Q&A・数字)」が乗る構造です。
SEOを捨てて別のことを始める必要はありません。
Q. 小さな会社でも、AIに紹介される可能性はありますか?
あります。
今回の質問1で紹介された3社は、いずれも清須市内の小規模事業者です。
大手より小規模事業者が有利な場面もあります。
地域名と業種を組み合わせた質問では、AIは「その地域に実在する事業者」を探すため、Googleビジネスプロフィールと自社サイトの情報がそろっていれば十分に候補に入ります。
Q. 口コミを増やしたいのですが、頼み方に決まりはありますか?
Googleのポリシーでは、口コミの見返りに割引や特典を提供することは禁止されています。
納品時やサービス完了時に「率直な感想を書いていただけると助かります」とQRコードやリンクを渡す方法が、一般的で安全です。
良い口コミだけを選んで依頼する行為も避けてください。
Q. 結果を測るには、毎回同じ質問をすればいいですか?
はい。
質問文・使うAI・ログインの有無を固定し、月1回、新しいチャットで聞いて記録します。
答えは日によって揺れるので、1回の結果に一喜一憂せず、3か月程度の傾向で判断してください。
まとめ:AIは「書かれた事実」しか読めない
今回の実験で分かったのは、AI検索に紹介される会社は特別なことをしているわけではない、ということです。
口コミがあり、誰向けかが書いてあり、テーマごとのページがある。
どれも「事実をきちんと文章にしておく」作業です。
当社も6問中1問しか紹介されませんでした。
だからこそ、何が足りないかが具体的に分かりました。
来月、同じ質問を同じ条件で聞き直します。
その結果を、この記事の続きとして報告します。
この記事で使った計測のやり方と、AIに拾われる形にサイトを直す手順は、サービスページのAI検索対策(AIO・LLMO)にまとめています。
料金もそちらに公開しています。
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「自社はAIに紹介されるのか」を実際に計測し、足りない条件を一緒に整えるところから始められます。
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