PHP 8.2のセキュリティサポートが、2026年12月31日で終わります。
PHPは、WordPressをはじめ多くのホームページを動かしている仕組みです。
10月にはPHPの重大な問題が公表され、修正版への更新を急いだ方も多いと思います。
Ironweb(アイアンウェブ)は、愛知県清須市で10社以上のホームページの保守運用を担当しています。
10月の問題の対応でも、年内の切り替えでも、現場で確認している順番は同じです。
この記事では、ホームページの持ち主が年内に確認しておきたいことを5つにまとめました。
専門知識がなくても確かめられる方法と、誰に頼めばいいかの目安を添えています。
結論:止まりはしないが、守りがなくなる
先に結論です。
- 12月31日を過ぎても、サイトがすぐに表示されなくなるわけではない
- ただし、新しい問題が見つかっても、PHP 8.2には修正版が出なくなる
- 年内に、今のバージョンを確かめて、PHP 8.3以降へ切り替える段取りをつけておくと安心

| バージョン | セキュリティサポートの期限 | 年内の対応 |
|---|---|---|
| PHP 8.1 以前 | 終了済み | 早めの切り替えが必要 |
| PHP 8.2 | 2026年12月31日 | 年内に切り替えの段取りを |
| PHP 8.3 | 2027年12月31日 | 当面は安心 |
| PHP 8.4 | 2028年12月31日 | 当面は安心 |
| PHP 8.5 | 2029年12月31日 | 当面は安心 |
出典:php.net(Supported Versions)。2026年11月時点。
そもそもPHPとは?サイトのどこで動いているか
PHPは、ホームページを表示するときに、サーバーの中で動いている仕組みです。
WordPressのページは、見に来た人がいるたびに、PHPが組み立てて送り出しています。
車にたとえると、デザインや文章が車体で、PHPはボンネットの中のエンジンです。
エンジンが古くなっても、見た目は何も変わりません。
だからこそ、気づかれないまま古いバージョンで動き続けているサイトが多くあります。

PHPは、WordPressの管理画面から更新するものではありません。
サーバーの設定で、どのバージョンを使うかを選びます。
WordPress本体やプラグインを最新にしていても、PHPは古いまま、ということが起こります。
年内に確認する5つのこと
確認の順番は、次の5つです。
上から順に進めると、切り替えのときに慌てずに済みます。

1. 今のPHPのバージョン
まずは、自分のサイトが今どのバージョンで動いているかを確かめます。
方法は2つあります。
WordPressで確かめる:管理画面の ツール → サイトヘルス → 情報 → サーバー を開きます。
PHPのバージョン の欄に、8.2.35 のような数字が出ます。
先頭が 8.2 なら、今回の対象です。
サーバーの管理画面で確かめる:エックスサーバーなら、サーバーパネルの PHP Ver.切替 で、ドメインごとのバージョンを確認できます。
ほかのサーバー会社にも、同じような設定画面があります。
管理画面に入れない場合は、URLを入れるだけで目安がわかるPHP脆弱性 簡易診断(無料)も使えます。
ただし、外からはバージョンが見えないサイトも多いため、最終的には上の2つで確かめてください。
2. テーマとプラグインが新しいPHPに対応しているか
切り替えで不具合が出る原因の多くは、テーマやプラグインです。
長く更新されていないプラグインは、新しいPHPで動かないことがあります。
- テーマとプラグインを、それぞれ最新版にしておく
- 使っていないプラグインは、この機会に停止して削除する
- 最終更新が2年以上前のプラグインは、代わりのプラグインを探しておく
プラグインの一覧で、更新がしばらく止まっているものがないかを見るだけでも、危ない場所の見当がつきます。
3. バックアップ
切り替えの前に、サイトのファイルとデータベースのバックアップを取ります。
多くのサーバーには自動バックアップがありますが、何日分残るか、どうやって戻すかまで確かめておくと安心です。
切り替えの直前に、手動でもう1つ取っておくのがおすすめです。
4. 切り替えと戻し方の手順
PHPの切り替えは、サーバーの管理画面で数クリックで終わります。
大事なのは、切り替えたあとの確認と、問題が出たときに戻す手順を先に決めておくことです。
切り替えたら、少なくとも次の3つを確かめます。
| 確かめること | 起きやすい不具合 | 出たときの対応 |
|---|---|---|
| トップと主なページの表示 | レイアウトが崩れる、真っ白になる | PHPを元のバージョンに戻し、原因のプラグインを探す |
| お問い合わせフォームの送信 | 送信できない、メールが届かない | 自分宛てに送って確かめる。届かなければ元に戻す |
| WordPressの管理画面 | ログインできない、エラーが出る | 管理者のメールに届く案内(リカバリーモード)を確認する |
多くのサーバーでは、PHPのバージョンは元にも戻せます。
問題が出たらすぐ戻し、原因を直してから、もう一度切り替えれば大丈夫です。
お客様の少ない時間帯(夜や休日の朝など)に作業すると、影響を小さくできます。

5. 誰が作業するか
最後に、誰がこの作業をするかを決めます。
制作会社に保守を頼んでいる場合は、まず年内に切り替えてもらえるかを聞いてみてください。
その際は、PHP 8.2のサポートが12月31日で終わるので、8.3以降への切り替えを相談したい、とそのまま伝えると話が早く進みます。
自分でやるか、頼むか
判断の目安は、次の2つです。
- 自分でやってもよい場合:プラグインが少ない、問い合わせフォームくらいしか機能がない、管理画面とサーバーの画面に自分で入れる
- 頼んだほうがよい場合:予約や決済などの機能がある、プラグインが多い、長く更新していない、サーバーにログインする情報がわからない
迷う場合は、まず1番のバージョンの確認だけでも年内に済ませておくと、そのあとの相談がスムーズです。
よくある質問
修正版の8.2.35に更新していれば、そのままでも大丈夫ですか?
10月に公表された問題には対応できています。
ただ、12月31日を過ぎると、そのあとに見つかる問題には修正版が出ません。
年内か、遅くとも年明けの早い時期に、8.3以降へ切り替えておくのがおすすめです。
8.3と8.4、どちらに切り替えればいいですか?
テーマとプラグインがどちらにも対応しているなら、サポートが長い8.4のほうが次の切り替えまで余裕があります。
古いプラグインを使っている場合は、まず8.3で問題がないかを確かめるのが安全です。
切り替えにどれくらい時間がかかりますか?
切り替えそのものは数分です。
バックアップと、切り替え後の確認まで含めて、小さなサイトなら1時間ほどが目安です。
不具合が出た場合は、原因のプラグインを直す時間が別にかかります。
まとめ:年内に、まずバージョンの確認を
PHP 8.2のサポート終了で、サイトがすぐに止まるわけではありません。
ただ、守りがない状態で動き続けることになります。
まずは今のバージョンを確かめて、年内に切り替えの段取りをつけておきましょう。
PHPの切り替えと保守運用はIronwebへ
Ironweb(アイアンウェブ)は、愛知県清須市を拠点に、Web担当者がいない中小企業・小規模事業者のホームページ制作と保守運用を行っています。
制作実績は100件以上、保守運用は10社以上を継続して担当しています。
PHPのバージョン確認から、切り替え後の表示確認、古いプラグインの入れ替えまで対応します。
他社で制作されたサイトのご相談も可能です。
保守運用は月額20,000円〜(税別)で承っています。
お見積もりと初回のご相談は無料です。
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