ホームページ公開後に見落とされやすい設定7つ|保守の現場で確認している項目と確かめ方

ホームページは、公開した日がいちばん注目されます。
デザインも文章も、その日に向けて何度も確認します。
ところが、公開したあとの設定は、ほとんど誰も見ません。

Ironweb(アイアンウェブ)は、愛知県清須市で、10社以上のホームページの保守運用を継続して担当しています。
この記事では、保守の現場で必ず確認している設定を7つにまとめました。
どれも画面の見た目には出ないため、気づかれないまま何年も放置されやすい項目です。
専門知識がなくても確かめられる方法を添えています。

結論:見た目に出ない設定ほど、集客に響く

先に結論です。

  1. 公開後に見落とされやすい設定は7つある。ほとんどは5分以内に自分で確かめられる
  2. 放置すると、検索エンジンからの評価が分かれたり、問い合わせが届かなかったりする
  3. 一度直せば終わる項目と、毎月見る項目がある。分けて管理すると続けやすい
No. 項目 確認の時間 放置した場合 頻度
1 http から https への転送 1分 同じページが2つあると見なされ、評価が分かれる 一度
2 サイトアドレスの設定 1分 ページの正式なURLが http で出力される 一度
3 正規URL(canonical) 3分 検索エンジンが別のURLを正式と判断する 一度
4 サイトマップの登録 3分 新しいページが見つけてもらえない 一度
5 古いURLからの転送 5分 リニューアル前の評価とリンクを失う リニューアル時
6 お問い合わせフォームの送信 3分 問い合わせが届いていないことに気づかない 毎月
7 バックアップと更新 5分 不具合や改ざんのときに元へ戻せない 毎月

1. http から https への転送

いまのホームページは、https で始まるURLで表示するのが標準です。
問題は、http で始まる古い形のURLを開いたときに、https へ自動で移動するかどうかです。
移動しない場合、検索エンジンは同じ内容のページが2つあると判断することがあります。

確かめ方:ブラウザのアドレス欄に、http:// に続けて自社のドメインを入力して開きます。
アドレスが https:// に変わり、鍵のマークが出れば問題ありません。
http のまま表示される場合は、転送が設定されていません。
www を付けた場合と付けない場合も、同じように1つにまとまるかを確認してください。

直し方:サーバーの設定、またはサイト側の設定で、http へのアクセスを https へ転送します。
制作会社か保守の担当に、http から https への301転送をお願いします、と伝えれば通じます。

2. サイトアドレスの設定

WordPressには、サイトの住所を登録する欄が2つあります。
この欄が http のままになっていると、鍵のマークが出ていても、ページの中の正式なURLが http で出力されることがあります。
SSLを後から導入したサイトで起きやすい設定漏れです。

確かめ方:WordPressの管理画面で、設定、一般の順に開きます。
WordPressアドレスとサイトアドレスの両方が https:// で始まっているかを見ます。

直し方:http になっている欄を https に書き換えて保存します。
この欄を間違えると管理画面に入れなくなることがあるため、不安な場合は担当者に任せてください。

3. 正規URL(canonical)

canonicalは、このページの正式なURLはこれです、と検索エンジンに伝えるための記述です。
ここが間違っていると、検索エンジンが別のURLを正式なものとして扱います。

確かめ方:ページの上で右クリックし、ページのソースを表示を選びます。
検索の機能で canonical を探し、そこに書かれたURLが、https で始まる自社の正しいURLになっているかを見ます。
トップページと、下層のページを1つずつ確認すれば十分です。

直し方:多くは、1と2を直すと一緒に直ります。
それでも違うURLが出る場合は、SEO用のプラグインやテーマの設定を確認します。

4. サイトマップの登録

サイトマップは、サイトにあるページの一覧を検索エンジンに渡すためのファイルです。
ファイルがあるだけでは足りず、Google Search Consoleに登録して初めて活用されます。
Bingにも登録しておくと、ChatGPTなどのAI検索に見つけてもらいやすくなります。

確かめ方:自社のドメインの後ろに /sitemap.xml または /wp-sitemap.xml を付けて開きます。
ページの一覧が表示されれば、ファイルはあります。
次に、Google Search Consoleのサイトマップの画面で、送信済みで成功になっているかを見ます。

直し方:Search Consoleにサイトマップのアドレスを入力して送信します。
Search Consoleを使ったことがない場合は、登録そのものから担当者に依頼してください。

5. 古いURLからの転送

リニューアルでページのURLが変わったとき、古いURLを開いた人を新しいURLへ案内する設定です。
これがないと、検索結果や他のサイトのリンクから来た人が、ページが見つかりませんという画面に着きます。
それまでに積み上げた評価も引き継がれません。

確かめ方:リニューアル前に使っていたURLを覚えていれば、アドレス欄に入力して開きます。
新しいページへ移動すれば問題ありません。
Google Search Consoleのページの画面で、見つかりませんでした(404)の件数を見る方法もあります。

直し方:古いURLと新しいURLの対応表を作り、301転送を設定します。
リニューアルの見積もりを取る段階で、旧URLの転送は含まれますか、と確認しておくのが確実です。

6. お問い合わせフォームの送信

7つの中で、売上にいちばん直結する項目です。
フォームは、サーバーの設定変更やプラグインの更新をきっかけに、ある日から届かなくなることがあります。
画面上は送信完了と出るため、気づくのが遅れます。

確かめ方:自分でフォームから送信します。
見るのは3点です。
会社のアドレスに通知が届くか。
送った人に自動返信が届くか。
どちらも迷惑メールに入っていないか。

直し方:届かない場合は、メールの送信方法の設定を見直します。
迷惑メールに入る場合は、送信元のアドレスとドメインの認証の設定を確認します。
月に一度、日を決めて送信テストをする習慣が、いちばんの対策です。

7. バックアップと更新

WordPressは、本体、テーマ、プラグインが定期的に更新されます。
更新を止めると安全性が下がり、更新すると表示が崩れることがあります。
どちらの場合も、元に戻せるバックアップがあるかどうかで、被害の大きさが変わります。

確かめ方:最後にバックアップを取った日を言えるかどうかを確認します。
あわせて、そのバックアップから実際に戻したことがあるかを担当者に聞きます。
取っているだけで、戻せるかを試していない例は少なくありません。

直し方:月に一度、バックアップを取ってから更新する、という順番を決めます。
バックアップは、サーバーの中だけでなく、別の場所にも保管します。

月に一度の点検表

1から5は、一度直せば基本的に終わります。
6と7は、毎月見る項目です。
次の表を、そのまま点検表として使ってください。

時期 やること
公開直後・リニューアル直後 1〜5をすべて確認する
毎月 フォームの送信テスト。バックアップを取ってから更新
半年に一度 1〜4をもう一度確認する。サーバーやプラグインの変更で戻っていないかを見る

よくあるご質問

Q. 制作会社に作ってもらったサイトなら、設定は済んでいるのではありませんか?

済んでいることが多いですが、確認する価値はあります。
公開後にSSLを入れた、サーバーを移した、プラグインを入れ替えた、という変更のたびに、設定が元に戻ったり漏れたりすることがあるためです。
確認そのものは数分で終わります。

Q. WordPress以外のサービスで作ったサイトでも、確認が必要ですか?

1、3、4、5、6は、どの方法で作ったサイトでも共通です。
2と7は、WordPressで特に注意が必要な項目です。
サービス側で自動的に処理されるものもあるので、まず1と6だけでも試してみてください。

Q. 自分で直しても大丈夫ですか?

確認はご自身で行って問題ありません。
直す作業のうち、2のサイトアドレスと、1・5の転送の設定は、間違えるとサイトが表示されなくなることがあります。
バックアップを取ったうえで、担当者に依頼するのが安全です。

Q. 保守契約には、こうした点検が含まれますか?

会社によって違います。
更新とバックアップだけの契約もあれば、検索やフォームの点検まで含む契約もあります。
契約の前に、毎月どの項目を確認してもらえるのかを一覧でもらうと、比べやすくなります。

まとめ:公開してからが本番

ホームページは、公開して終わりではありません。
見た目に出ない設定が1つずれているだけで、検索での評価や問い合わせに影響が出ます。
まずは1番のhttpの転送と、6番のフォームの送信だけでも、今日のうちに確かめてみてください。

ホームページの保守運用はIronwebへ

Ironweb(アイアンウェブ)は、愛知県清須市を拠点に、Web担当者がいない中小企業・小規模事業者のホームページ制作と保守運用を行っています。
制作実績は100件以上、保守運用は10社以上を継続して担当しています。

保守運用は月額20,000円〜(税別)で承っています。
他社で制作されたサイトの点検だけのご相談も可能です。
お見積もりと初回のご相談は無料です。

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