ChatGPTやGoogleのAI要約に、自社を紹介してもらうためのAI検索対策。
取り組む会社が増える一方で、効果をどう確かめればいいかわからない、という声をよく聞きます。
Ironweb(アイアンウェブ)は、愛知県清須市で中小企業のホームページ制作と保守運用を行い、AI検索での見え方を毎月計測しています。
この記事では、専用のツールを使わずに、無料で毎月見られる3つの数字と、その記録の仕方をまとめました。
結論:1つの数字ではなく、3つを毎月同じ形で見る
先に結論です。
- AI検索の効果は、検索順位のように1つの数字では測れない
- Search Consoleの生成AI機能のレポート、GA4のAI Assistantからの訪問、AIへの定点質問の3つを組み合わせて見る
- 大事なのは、毎月同じ条件で記録して、変化を見ること。1回の結果で判断しない

| 数字 | わかること | 見る場所 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 1 生成AI機能のレポート | GoogleのAI要約などに、自社のページが何回出たか | Google Search Console | 無料 |
| 2 AI Assistantからの訪問 | ChatGPTなどのAIから、実際に何人がサイトに来たか | Google アナリティクス(GA4) | 無料 |
| 3 定点質問 | AIに聞いたとき、自社が紹介されるか、何番目か | ChatGPT・Perplexityなど | 無料 |
なぜ1つの数字では測れないのか
AIの回答は、検索結果のように順位が固定された一覧ではありません。
同じ質問でも、聞く日や聞き方によって、紹介される会社や順番が変わります。
さらに、AIの回答を読んだ人がサイトに来るとは限らず、回答の中で名前を見て、あとから会社名で検索する人もいます。
そのため、AIに出た回数、AIから来た人数、AIの答えの中身を、別々に見る必要があります。
3つが同じ方向に動いていれば、対策が効いていると判断しやすくなります。
1. Search Consoleの生成AI機能のレポート
Googleが無料で提供しているSearch Consoleには、GoogleのAI要約などの生成AI機能に、自社のページが何回表示されたかを見られるレポートがあります。
検索パフォーマンスの画面から開けます。
見る数字:直近28日間の表示回数と、引用されたページの一覧です。
どのページがAIに使われているかがわかるので、伸ばすページを決めるときの材料になります。
たとえば当社のサイトでは、この表示回数が10月初めの91回から、11月初めには146回に増えました。
引用されたページの一覧を見ると、思っていなかった古い記事が使われていることもあります。
注意点:Search Consoleに自社サイトを登録していないと見られません。
まだの場合は、まず登録から始めてください。
登録したその日からの数字しか貯まらないので、早いほど比べやすくなります。
2. GA4のAI Assistantからの訪問
Google アナリティクス(GA4)では、ChatGPTやPerplexityなどのAIからサイトに来た人を、AI Assistant という流入元にまとめて表示します。
レポート → 集客 → トラフィック獲得 で、流入元の一覧に出てきます。
見る数字:AI Assistantからのセッション数です。
中小企業のサイトでは、月に数件から始まることがほとんどです。
数が少ないうちは増えたか減ったかより、どのページに来ているかを見てください。
注意点:AIの回答を読んで、あとから会社名で検索して来た人は、AIからの訪問として数えられません。
あわせて、会社名や屋号での検索が増えていないかを、Search Consoleで見ておくと実態に近づきます。
3. 定点質問
3つ目は、AIに自分で質問して、答えを記録する方法です。
毎月同じ質問をすることから、定点質問と呼んでいます。
数字では見えない、AIが自社をどう紹介しているかがわかります。
質問は、お客様が実際に聞きそうな形にします。
地域名と業種を入れて、3〜5問くらいに絞るのが続けやすい数です。
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自社の業種と商圏に置きかえて、お客様が使いそうな言葉で作ってください。

気をつけること1:一時チャットで聞く
ふだん使っているChatGPTの画面で聞くと、これまでの会話の内容が答えに混ざります。
自社のことをよく話している人ほど、自社が出やすくなり、実際より良い結果に見えてしまいます。
ChatGPTなら一時チャットを使い、Perplexityならログインしない状態で聞くと、条件がそろいます。
気をつけること2:毎月同じ質問で聞く
AIの答えは、聞くたびに少しずつ変わります。
質問の文章を1文字も変えずに、毎月同じ時期に聞いて記録します。
1回だけ紹介された、1回だけ出なかった、で判断せず、数か月の流れで見てください。
記録する項目
記録は、表計算ソフトに次の項目を並べるだけで十分です。
下は、リフォーム会社を例にした記入例です。
| 日付 | AI | 質問 | 自社が出たか | 何番目か | 理由として書かれたこと |
|---|---|---|---|---|---|
| 11/4 | ChatGPT | 稲沢市で家のリフォームを頼むなら | 出た | 2番目 | 施工事例と料金の目安を公開している |
| 11/4 | Perplexity | 稲沢市 リフォーム おすすめ | 出ない | ― | ― |
特に大事なのは、理由として書かれたこと の欄です。
AIが何を根拠に紹介したかがわかると、サイトのどこを伸ばせばいいかが見えてきます。
補助として:Bing Webmaster ToolsのAI Performance
MicrosoftのCopilotなどで自社のページが引用された回数は、Bing Webmaster Toolsの AI Performance というレポートで見られます。
こちらも無料です。
ChatGPTの検索はBingの情報も使っているため、Bingに登録しておくこと自体がAI検索対策の土台になります。
毎月の点検は、測る・記録する・次の手を決める
3つの数字は、月に1回、同じ日に見るのがおすすめです。
月初の30分を決めておくと、続けやすくなります。

測った数字を、次の手につなげる
数字は、見るだけでは何も変わりません。
記録した結果から、次にやることを1つ決めます。

- 引用されたページがある:そのページの情報を足して、さらに使われやすくします。料金、対応地域、事例の数字など、AIが根拠にしやすい事実を書き足すのが効果的です
- 紹介されない質問がある:その質問に答えるページがサイトにあるかを確かめます。なければ、その質問の答えになるページを1つ作ります
- AIからの訪問が増えてきた:来た人が最初に見るページに、問い合わせへの道がわかりやすくあるかを確かめます
有料のツールは必要?
AIの回答を自動で集めて分析する、有料のツールもあります。
質問の数が数十問を超える、競合と細かく比べたい、複数の地域で見たい、という場合は役に立ちます。
一方で、地域の中小企業が3〜5問を毎月見るなら、この記事の3つの方法で十分なことがほとんどです。
まずは無料の方法で3か月続けてみて、手が回らなくなってから考えても遅くありません。
よくある質問
どのAIで聞けばいいですか?
まずはChatGPTとGoogleの検索(AI要約)の2つで十分です。
余裕があれば、Perplexityも加えてください。
大事なのは数を増やすことより、同じAIで続けることです。
効果が出るまで、どれくらいかかりますか?
新しく作ったページが検索に登録されるまで、2〜3週間ほどかかることが多いです。
AIの答えが変わるのは、そのあとです。
3か月ほど記録を続けると、変化が見えやすくなります。
紹介されなかった月は、何か悪かったのでしょうか?
1回だけなら、AIの答えの揺れのことも多いです。
2〜3か月続けて出ない場合は、その質問に答えるページがあるか、会社情報が古くないかを見直してください。
まとめ:まずは来月、同じ質問を聞くことから
AI検索の効果は、1つの数字では測れません。
Search Console、GA4、定点質問の3つを、毎月同じ形で記録することが近道です。
今日聞いた質問を記録しておき、来月同じ質問を聞くところから始めてみてください。
AI検索の計測と対策はIronwebへ
Ironweb(アイアンウェブ)は、愛知県清須市を拠点に、Web担当者がいない中小企業・小規模事業者のホームページ制作と保守運用を行っています。
AI検索での見え方は、自社サイトでも毎月計測しています。
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毎月同じ質問で計測し、結果と次の一手をお渡しする月次計測と改善は、月額20,000円〜(税別)で承っています。
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